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岡場駅周辺で失敗しない家選び
カテゴリ:あきちゃんの不動産お役立ち情報  / 投稿日付:2026/06/09 07:17

こんにちは。神戸市北区で50年、不動産屋をやっております田中章雄、通称あきちゃんです。

今日は、岡場駅の周りで家を探している方に向けて、「ここを見落とすと失敗しますよ」という話を、正直にお伝えします。

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岡場のあたりは、私が50年ずっと見てきた地域です。藤原台ができていく様子も、エコールリラができたときの賑わいも、全部この目で見てきました。だからこそ言えることがあります。


結論から申し上げます


岡場駅周辺で家選びに失敗する人は、たいてい「駅から近いかどうか」だけを見ています。

岡場で本当に見るべきは、駅までの距離ではありません。

見るべきは、坂、バス便かどうか、そして20年後に売れる場所かどうか。この3つです。

これを外すと、「買ったときは便利だと思ったのに、年を取ったら住みにくくて、しかも売れない」という一番つらい結末になります。これは断言できます。


1. 「駅徒歩◯分」を真に受けてはいけません


岡場駅の物件チラシを見ると、「駅徒歩12分」と書いてあったりします。

ここで一歩立ち止まってください。

岡場の徒歩◯分は、平地の徒歩◯分とは意味が違います。

不動産の表示ルールでは、徒歩1分は80メートルで計算します。でもこの計算には、坂の上り下りも、信号待ちも、夏の暑さも入っていません。

岡場の藤原台や周辺は、坂の街です。行きは下りでも、帰りは上りです。買い物の荷物を持って、真夏にあの坂を上がってみてください。「徒歩12分」が体感では20分以上に感じます。

実際にあった話です。

藤原台に家を買われたAさん(当時45歳)は、チラシの「徒歩13分」を見て、「これくらいなら歩けるな」と決めました。ところが65歳を過ぎたあたりから、膝が痛くて坂がつらくなってきた。今は駅まで歩かず、車かバスを使っているそうです。

だから岡場で家を見るときは、必ず自分の足で、駅から家まで、それも帰り道(上り)を歩いてください。これだけは省かないでください。


2. バス便の家は「バスが消える前提」で考える


岡場駅周辺には、駅から離れてバスを使う住宅地もあります。

はっきり申し上げます。バス便の家は、これから先「バスが減る」「最後はなくなる」ことを覚悟して選んでください。

理由は単純です。北区はどこも高齢化が進んでいて、バスに乗る人が年々減っています。乗る人が減れば、バス会社は本数を減らします。本数が減れば、もっと乗らなくなる。この流れは止まりません。

私が見てきた中でも、昔は1時間に4本あった路線が、今は1〜2本という場所がいくつもあります。

実例をお話しします。

岡場から離れたバス便の地域で、Bさんご夫婦は「駅まで遠いけど、その分1,000万円以上安かったから」と家を買われました。確かに安かった。でも10年経って、バスの最終便が早まり、本数も半分以下になった。お子さんが部活で遅くなると、結局ご主人が毎晩車で駅まで迎えに行く生活です。

安さには理由があります。バス便の安さは「将来の不便さの先払い」だと思ってください。

全部がダメとは言いません。けれど、

  • 将来車を手放す予定がある
  • ご夫婦のどちらかが運転をやめる年齢が近い
  • お子さんが電車通学を始める

こういう事情があるなら、バス便はおすすめしません。


3. 同じ岡場でも「資産が残る場所」と「残らない場所」がある


これは50年やってきて分かったことがあります。

同じ岡場駅エリアでも、20年後に売れる場所と、売れない場所が、はっきり分かれます。

売れる場所には共通点があります。

  • 平坦か、坂がゆるい
  • 駅まで歩いて行ける範囲
  • エコールリラなど買い物施設に近い
  • 区画が整っていて道が広い

逆に、坂がきつい、駅から遠い、道が狭くて車のすれ違いができない、こういう場所は、これから売るのがどんどん難しくなります。

なぜか。買う側の中心は子育て世代です。その人たちが「親が年を取っても住めるか」を考えるようになったからです。

正直に申し上げます。岡場のニュータウンは、できてから時間が経って、住む人の高齢化が進んでいます。空き家も少しずつ増えています。だから「どこでも岡場なら大丈夫」という時代ではありません。同じ駅でも、場所の見極めが昔よりずっと大事になっています。


4. 業界の裏側を正直に話します


ここで、業者の本音を一つお話しします。

岡場のような人気エリアの物件は、私たち業者からすると「黙っていても問い合わせが来る商品」です。

だから一部の業者は、坂のきつさや、バスが減っていること、その区画の弱点を、こちらから進んで説明しません。聞かれなければ言わない。契約が済むまで黙っている。残念ですが、そういうやり方をする業者は実際にいます。

それから「囲い込み」という話もしておきます。

人気エリアの売り物件を預かると、自分の会社だけで売りたいがために、他社からの「買いたいお客さんがいます」という問い合わせを断ってしまう業者がいます。これを囲い込みと言います。売主からも買主からも、両方から手数料を取りたいからです。

買う側のあなたが知っておくべきことはこれです。「この物件、他にも検討している人がいますよ」と急かされても、慌てないこと。本当に良い物件なら、坂も、バスも、周りの環境も、あなた自身の目で確かめてから決めて遅くありません。急かす業者ほど、何か言いたくないことがあると思ってください。


5. デメリットも正直に書いておきます


岡場をすすめる私ですが、マイナス面も隠さず書きます。

一つ目は、神戸電鉄の運賃です。神鉄は正直、運賃が高めです。岡場から三宮方面へ毎日通うと、定期代がそれなりにかかります。家計に入れて考えてください。

二つ目は、坂と冬です。北区は神戸市内でも気温が低く、冬は坂が凍ることがあります。坂の上の家は、見晴らしが良い代わりに、冬の朝は要注意です。

三つ目は、ニュータウンの建て替え時期です。同じ時期に一斉に家が建った地域は、20年30年経つと、同じ時期に一斉に古くなります。リフォームや建て替えの費用も、いずれ考えておく必要があります。

こういうマイナスを全部分かったうえで選べば、岡場は本当に良い場所です。買い物も便利、子育て環境も良い、自然も近い。問題は「岡場のどこを、どう選ぶか」なのです。


まとめ


もう一度、結論を繰り返します。

岡場駅周辺で失敗しないために見るべきは、駅からの距離だけではありません。

坂を自分の足で確かめること。バスは減る前提で考えること。20年後に売れる場所かどうかを考えること。

この3つを外さなければ、岡場での家選びで大きく失敗することはまずありません。

チラシの「徒歩◯分」や、目の前の値段の安さに飛びつかないでください。安さには必ず理由があります。


最後に、これだけは申し上げたい


私は、家を「売るため」ではなく、あなたに「損をさせない」ために、この仕事をしています。

岡場で家を探していて、「この場所はどうだろう」「この値段は妥当だろうか」と迷ったら、契約する前に一度、私のところに来てください。坂のことも、バスのことも、その区画が20年後どうなるかも、私が知っている範囲で正直にお話しします。

買ってから後悔するより、買う前に一言聞いてもらうほうが、ずっといい。これは50年やってきた私の本音です。

センチュリー21・ハートピア
田中章雄

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