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定年したら・・・
カテゴリ:マミーの不動産相続どうするねん  / 投稿日付:2026/05/12 13:16

「定年したら、自由になれると思っていた。なのになぜ、毎日が空っぽに感じるの?」


長年、一生懸命働いてきた。

朝早く起きて、満員電車に揺られて、上司の顔色をうかがいながら、締め切りに追われながら。それでも「定年したら自由になれる」という言葉を心の支えにして、走り続けてきた。

そしてついに、その日が来た。

「おつかれさまでした。」

盛大な送別会。花束。仲間からの温かい言葉。

でも家に帰って、翌朝目が覚めたとき。

「今日、私は何をすればいいんだろう。」


そのあまりにも静かな朝に、言いようのない不安を感じた方は、決して少なくありません。

自由なはずなのに、なぜか空っぽ。やりたいことがあったはずなのに、いざとなると何も浮かばない。

あなたも、そんな気持ちになったことはありませんか?

「私には定年がなかった。でも同じ壁に、ぶつかっていた。」


私は会社員ではありませんでした。

28年間、自分で開校したECCジュニアの英会話教室を運営してきた自営業者です。定年という概念は、私の人生にはありませんでした。

でも50代を過ぎたある日、ふと思ったんです。

「私、このまま英会話教室を続けることが、本当にやりたいことなのかな。」

28年間、子どもたちの「できた!」という笑顔のために走り続けてきた。それは間違いなく、やりがいのある仕事でした。でも同時に、心の奥にこんな声があったのも事実です。

「私自身の、新しい何かを始めたい。」

これは定年退職した方が感じる「空っぽ感」と、本質的に同じものだと思います。長年打ち込んできたものが一区切りついたとき、人は必ず「次の自分」を探し始める。

その迷いの中で、私は不動産業の経営サポートという新しい扉を開けました。

わからないことは、成長できる余白


最初は本当に戸惑いました。

英会話教室では「先生」として頼られる立場でした。でも不動産の世界では、何もわからない「新人」です。契約書の言葉ひとつひとつが難しくて、業界の常識が全くわからなくて、恥ずかしいくらい基本的なことを何度も聞きました。

でもそのとき、気づいたことがあります。

「わからないことがある、ということは、成長できる余白がある、ということだ。」

定年後に「空っぽ」を感じる方の多くは、実は「もう成長しなくていい場所」に置かれてしまっているのかもしれない。毎日新しいことを覚えて、失敗して、また立ち上がる。その繰り返しこそが、人を生き生きとさせるんだと、50代になって初めて体で理解しました。

息子のDubai行きが、確信に変わった瞬間


そしてもう一つ、私の背中を押してくれたのが息子の存在です。

大手建設会社からヘッドハンティングされるほどの実力をつけた息子が、4年前に会社を辞めて不動産と資産運用を学ぶためにDubaiへ旅立ちました。その選択肢を示したのは、他でもない私自身でした。

不動産業に関わり始めた私が、世界のお金の流れや不動産の可能性を学んでいたから、息子にDubaiという舞台を勧めることができた。

「お母さんが新しいことに挑戦していなかったら、僕はDubaiに行っていなかった。」


その言葉が、私の「生きがい」を確信に変えてくれました。

定年後の生きがいは、探すものじゃなくて、作るものだった。


定年後に生きがいを失う方には、共通のパターンがあります。

「会社」「役職」「肩書き」に生きがいを預けてきた。

それ自体は悪いことではありません。でも定年とともにそれらが消えたとき、自分の「核」となるものが見当たらなくなってしまう。

では、どうすればいいのか。私の体験から学んだ3つのことをお伝えします。

① 「役に立てる場所」を会社の外に作っておく


私がPTAの会長や地域協議会の副会長を務めてきたのは、決して義務感からではありませんでした。会社や教室以外の場所で、誰かの役に立てる実感があったから続けられた。

定年前から、地域・趣味・ボランティアなど会社以外の「居場所」を育てておくことが、定年後の空白を埋める最大の準備になります。

② 「好きなこと」より「苦じゃないこと」を仕事にする


好きなことを仕事にしようとすると、プレッシャーで続かないことがあります。私の場合、「飛び回ることが苦じゃない」「人の話を聞くことが苦じゃない」、その感覚を軸にしたら、不動産業が自然とはまりました。

「苦じゃないこと」は、長く続けられる。長く続けられることが、生きがいになる。

③ 「誰かに必要とされる仕組み」を作る


生きがいの本質は、実はシンプルです。誰かに必要とされていると感じること。

定年後にその感覚を保つために、私がおすすめしているのが「地域密着の小さなビジネス」です。大きく稼ごうとしなくていい。月に数件、誰かの住まいの相談に乗るだけでも、「私がいることで助かる人がいる」という実感が生まれます。

その実感こそが、毎朝目覚めたときの「今日も頑張ろう」につながっていくんです。

「定年は、終わりじゃない。本当の自分で生きるための、スタートラインだった。」


定年を迎えた方に、よく聞かれます。

「柳川さんは、なんでそんなに生き生きしてるんですか?」

秘密は、一つだけです。

「自分が動いた先に、誰かが喜んでいる。」


その景色を、毎日少しでも見られているから。それだけです。

振り返れば、私の人生はいつも「求められたから動いた」の連続でした。

歯科助手として患者さんに求められ、喫茶店では常連さんに求められ、ECCでは子どもたちに求められ、PTAでは保護者に求められ、地域では住民に求められ、そして今は不動産のお客様に求められている。

「必要とされること」が、私の生きがいの源でした。

あなたにも必ず、誰かに必要とされてきた歴史があるはずです。会社での経験、子育ての経験、趣味で培った知識、地域でのつながり。それらは定年とともに消えるものではありません。

むしろ定年後こそ、それらが一番輝く季節が来る。

最後に、あなたへ


定年後の毎朝を、空っぽで迎えてほしくない。

せっかく自由になった時間を、不安で埋めてほしくない。

あなたがこれまで積み上げてきたものは、まだ誰かの役に立てる。その確信を持って、一歩だけ踏み出してみてください。

「定年は終わりじゃない。本当の意味で、自分らしく生きるための、スタートラインだった。」


そう笑って言える毎日を、一緒に作っていきましょう。

柳川真由美
50歳から、しあわせに生きる。定年後の生きがいも、一緒に見つけましょう。

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